エリン・ブロコビッチ
私は基本的に情緒不安定だ。
家族にも友人にも、半分本気、半分冗談でそう話している。
そして私自身の認識としても、実際に50/50なのだ。
本当に不安定で悩んでいる人には、私程度で「情緒不安定」なんて気軽に言えない。
けれど、自分でもどうしようもない時があるのも事実だ。
自宅では、気分がどうしても沈んで起き上がれない。
気分転換に外出しても、人混みの中で急な虚無感で動悸がする。
ここ1週間ほど「落ちる」時期が続いているので、なんとか自分で気持ちを上げていきたい。
ダメな女性のサクセスストーリーを観るという方法をとってみる。
『エリン・ブロコビッチ』を観た。
ジュリアロバーツ主演。
3人の子持ち、無学で無職、貯金残高16ドルの主人公が、法律事務所で働くことになる。
1枚の書類から大企業の環境汚染隠蔽の事実を暴き出し、史上最高額である和解金を勝ち取るという、実話に基づいたサクセスストーリーだ。
2時間11分、あっという間に観てしまった。
テンポよく進むし、前向きな気持ちになれる映画だ。
エリンとボスとの掛け合いも良い。
ただし、私はエリンのように情熱的にはなれないし、性格的に、住民たちに信頼される立場になることは難しいだろう。